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足から全身を整えるパーソナルケア、和歌山市吉田にありますほたる整骨院です。
本日はオスグッド・シュラッダー病 通称オスグッド病の改善例をお伝えします。
オスグッド病は未だ原因不明と言われている症状になります。
具体的な原因が分かってはいませんが、何らかの原因で大腿四頭筋部の負荷が強くなり
脛骨粗面と呼ばれる膝のお皿より下の部分が隆起して痛みを引き起こすものになります。
症状は人によりけりですが、1番多い症状としては隆起した部分が触れると痛みが生じたり
ジャンプ競技などでの膝を曲げるような動作時に動作痛が出てくるということが多いです。
中学生から高校生の思春期に発生することが多いため、成長痛の一種ともいわれたりもします。
今回はそんな原因不明なオスグッド病の痛みの改善例についてお伝えします。
先にお伝えしますが、隆起した骨を引っ込ませるということは難しいです。
初期症状ですと引っ込む子もいますが、基本的に症状が強くなる時には隆起が完成していることがほとんどですので難しいと考えられています。
ジャンプ動作などの運動痛の緩和や、発赤熱感、これ以上のオスグッド病の進行を減少させる効果と思ってください。
私が、今回来られた高校生のお子さんに行った施術は主に3つになります。
1つ目は、足関節の整復になります。
お子様は実はもともと捻挫歴がありまして、放置したまま生活してしまっていたので足首の関節がずれてしまい
それが理由で同じ方向に荷重をかけ続けてしまう姿勢がとても多かった為修正しました。
距骨と呼ばれる人間の平衡感覚をサポートする大事な骨があるのですが、その骨がずれてしまうと全身に影響があります。
意外と気づかずずれている方が多いものですので、ほぼ必ずこの距骨から見ております。
2つ目は、膝のお皿膝蓋骨のアライメント調整になります。
膝蓋骨も不思議なことに、ある一定の動きを繰り返しているとずれていきます。
しゃがみ動作をすると、膝が勝手に内側に入る方が多いですがこのような動作を繰り返しているとずれていきます。
人間の身体の関節は、ある意味では井戸水を組む装置と似たようなものです。
引っ張る紐があり、井戸水を組む桶があり、そして真ん中に滑車が存在します。
引っ張る力に対して滑車が真っすぐあればロープは何も異常なく動きますが
真ん中の滑車がずれてしまうと・・・ロープの端っこががりがりと削れていきロープがささくれていくイメージが出てくると思います。
こうなると、オスグッド病の引き金の完成になります。
そうならない為にもアライメントを正しく整復して調整していくのが大切です。
最後3つ目ですが、栄養状態の改善になります。
今回のお子様はご飯は食べていたのですが、タンパク質量が少ないのと、運動量に対して栄養素が不足していたため
家族様に協力してもらい食事の改善を行いました。
これがものすごく大変ではありますが、うまく改善できると短期間で改善することが出来ます。
これら3つ全てを改善することで合計4回で完治することが出来ました。
ぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです。